11月度定例会を開催しました

トリプレットゲート社 池田社長
【事業概要】
誰もが簡単にインターネットに接続できる環境を提供することを 目指し、複数(7社)の通信事業者(キャリア)と提携し、
各無線LANサービスを統合した公衆無線LANサービスの提供を行っている。2007年に家電量販店大手のヨドバシカメラとの提携を契機に 会員数が伸び、現在有料会員数約35万人。iPhone等のスマートフォン やiPad等に無線LAN通信機能が標準搭載されていることから、 ユーザーのニーズが更に高まっており、現在は月2万人のペースで 会員が伸びている。月額380円~780円の低料金でサービスを提供できていること等が ユーザーに高く評価されている。 他社との競争優位性については、 多くの通信事業者との接続状況、ユーザー数が先行していることである。
ユーザー数が増えるほど、規模のメリットを享受できる(またユーザーに還元できる)ビジネスである。
【今後の成長戦略】
①ユーザー数拡大
電力会社系のISP等との提携による販売チャネルの拡大
通信機能付デバイスに当社サービスをプリバンドル(iPad50万台に組込済)
②ネットワークサービスの強化
Wimaxプラン、3Gプランの提供、(コストが合えば)海外ローミング
(国際ローミングは2010/2からチャイナテレコムと実施)
③派生ビジネスによる新しい収益源の確保
課金プラットフォームを活用したオプションサービス
コンテンツダウンロード、広告配信等のデジタルサイネージ等
【主な質疑応答、意見】
ベ:現状、海外パケット料金が高額であり、低料金の国際ローミングが実現すれば、大きな需要が見込めると思う。
A:海外のキャリアとのローミング費用が高額であり、採算性が取れると
判断でき次第サービスを開始したい。技術的な障壁は殆どない。
ベ:10万人のユーザー数で黒字化できるのは何故か?
A:設備を持たず、また役職員を最少人数で運営している。
将来的にも20名を超えることはないと思う。
ベ:設備を持つ大手キャリアが赤字で、設備を持たないサービス会社が黒字というのは違和感がある。
キャリアそのものがこの事業に乗り込んでくる(逆襲される)リスクについてどう考えるか?
A:大手キャリアの中でも設備投資を安く抑えて、黒字化している事業者がある。
大手キャリアの淘汰が進み一つになってしまうことが、最大のリスクと認識している。
当社としては単なるアグリゲーターに留まらず、派生サービス等の充実を
早期に図っていきたいと考えている。
ベ:特定の顧客層(女性専用など)を有するサービス事業者が競合として参入するリスクはないか?
A:その可能性は想定されるが、むしろそうしたサービス事業者に当社が通信サービスを裏で提供することが、
双方にとって効率的ではないかと思う。
ベ:ヨドバシカメラへの依存率が高いのではないか? またヨドバシカメラでのセールスが顧客に嫌がられては
いないか?
A:一定期間を置けばヨドバシ以外とも提携は可能で、当社の経営リソースが耐えられるように
なれば、ぜひ他にも提携を広げたいと思う。 またヨドバシカメラは商品知識を持った店員のしっかりした接客が
特徴で、当社サービスを 取り扱うパートナーとしては、最適であると考えている。
ベ: LTE(3.9世代の携帯ネットワーク網)が普及すると不要になるサービスでは?
A:先ずは価格体系の違いから、LTEは法人ユーザーが中心で、 個人ユーザーは当面少ないのではないかと考えている。 また一つのネットワークが全てのユーザーをカバーするというのは現実的ではない
というのが私自身の考え方で、当社サービスと共存できると考えている。
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